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企業訪問レポート第1回「シュッピン」

企業訪問
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マーケティング担当 林裕子

ファンドマネジャーやアナリストは、日々企業の経営陣を訪問して取材を重ねています。ニッセイアセットの場合、その数は全体で年間1,600回を超えます。こうした取材を基に業績予想の精度を高めています。
今回は、運用担当の伊藤が、投資先である「シュッピン」を取材した様子を、マーケティング担当の林がレポートします。

運用担当・伊藤

運用担当・伊藤

「シュッピン」

インターネットを利用して「価値ある新品と中古品」を安心・安全に取引できるマーケットを創造し、社会貢献をすることを企業理念として掲げています。具体的には、カメラ、レンズ等を取引する「Map Camera」、時計の「GMT」、筆記用具の「KINGDOM NOTE」などを、店舗およびEC(電子商取引)サイトにて展開しています。

シュッピンの店舗

シュッピンの運営する「マップカメラ 本館」

西新宿にあるシュッピンの本社オフィスを訪問し、代表取締役の小野社長にお話をうかがいました。
企業が利益を拡大するには顧客からの支持を増大させることが不可欠であると考える伊藤は、まずシュッピンの顧客について質問していきます。

シュッピンではどんなお客さまをターゲットにしていますか?また数ある店舗やECサイトの中で、なぜシュッピンが選ばれているとお考えでしょうか?

小野社長「シュッピンは、カメラ、時計、万年筆など、趣味の世界のモノを対象に、それぞれ専門のマーケットを運営しています。このような商品には、品物への強い“情熱”を持っていて、詳しい知識を持っている熱烈なユーザーがいます。当社はそのようなコアなお客さまをメインターゲットにしています。プロ並みに詳しいお客さまと販売員とのやりとりや、当社が運営するスタッフブログなどを見た方が刺激を受けて、新しいコアなお客さまとなる好循環があります。」

シュッピン 小野社長

シュッピン 小野社長

小野社長は多趣味で、カメラや時計、筆記具にも、強いこだわりがあるとのこと。
小野社長「だからこそ、徹底的にユーザー目線にも立てます。」と自信を持って話します。また「趣味の品物のユーザーは、今持っているモノを原資にして、新しいモノを買うという売り買いをすることが多いです。シュッピンは新品の販売、中古品の買取・販売を両方やっていて、1か所で買い換えが完結するので、ユーザーにとってとても便利な場所なんです。」
「扱う商品を選ぶ際は、“自分がその商品を好きかどうか”だけでなく、創業時からのポリシーである、“陳腐化しない、価値が長く維持されるものかどうか”という視点も大切にしています。」

シュッピンの経営理念には、「企業は社員と社会に対し、夢を与え続けなければ、存在価値はない。やる気こそ会社発展の動力であり、実績に対し、適切な利益配分がされなくてはならない。」とあります。従業員の評価方法や利益の還元方針にも話が及び、従業員の実績が適切に評価され、それが各人の待遇に反映される体系であることを確認しました。

私は企業にとって、従業員こそが“最も重要なステークホルダー”であると考えています。一見事業が好調でも、従業員のやる気がなく一体感のない組織では、中長期的な成長は期待できません。

(※ステークホルダー:企業のさまざまな利害関係者)

一方で、投資に直接関係ないような質問も登場します。

社長がトップとして仕事をするなかで、悔しかったり、自分自身が許せなかったりするのはどのような時ですか?

小野社長「自分で判断できないことがあるときにとても悔しさを感じます。例えば部下を評価する際に、何を大変だと感じているのか分からないことがあります。システム開発者が今どのようなポイントで苦労しているのか、従業員が運んでいるその箱がどれほど重くて大変なのか、どのようなことも見ているだけでは分かりません。間違った評価をしたくないから、部下の仕事をできるだけ理解したい。しかし、すべてを理解できない自分に悔しさを感じます。」
小野社長の、公平に従業員を評価しようとする姿勢や従業員との関係性が伝わってきます。げんせん投信は、企業の競争力の源泉である「経営陣の質」などの「目に見えない資産」を評価しますので、このような経営トップの考え方を探るような質問も交えてインタビューを進めていきます。

シュッピンの会議室にて

シュッピンの会議室にて

本社オフィスの近くにある店舗にもお邪魔して、見学させていただきました。

シュッピンの店舗にて

シュッピンの運営する「時計専門店GMT」にて

今回の取材で、伊藤は、なぜこの会社が急速に成長しているのか、理解が深まったと言います。

取材に同行した私・林は、普段はマーケティングを担当としており、今回初めて企業訪問を経験しました。具体的な事業内容や業績の話が中心になるのかと思いきや、経営陣の考え方や組織の雰囲気など数字で表すことのできない話も多く、さまざまな角度から話を聞いて企業の競争力の源泉を探るのだという姿勢を目の当たりにしました。

左: 小野社長 右: 運用担当・伊藤

左: 小野社長 右: 運用担当・伊藤

※上記は、2017年8月末時点の組入銘柄の一つをご紹介するものです。
特定の銘柄を推奨するものではなく、また今後の当該銘柄の組入れを保証するものではありません。

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