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お金の課題を解決して、人生を豊かに
「マネーフォワード」を創業した熱い想い

企業訪問
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マーケティング担当 林裕子

ファンドマネージャーやアナリストは、日々企業の経営陣を訪問して取材を重ねています。
今回は、運用担当の伊藤が「マネーフォワード」を取材した様子を、マーケティング担当の林がレポートします。

「マネーフォワード」

個人や企業のお金の課題を解決することをめざし、2012年5月に設立されました。個人向けの自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」や、クラウド会計ソフト、クラウド給与ソフト等の法人向けサービス「MFクラウドシリーズ」などを提供しています。

伊藤と林は、田町駅近くのマネーフォワードの本社に伺いました。

入口で受付を済ませてロビーで待っていると、伊藤が受付の奥にあるオフィススペースを見ていました。会社訪問の時は、経営者などから話をうかがうだけではなく、目にするオフィスの様子など幅広く情報収集しているとのこと。マネーフォワード社のオフィスは、パーテーションが無くフラットで、コミュニケーションがしやすそうな雰囲気でした。後でうかがったところ、いわゆる社長室といった部屋もなく、社長も社員と一緒のスペースで仕事をされているとのことでした。

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エントランス

その後、代表取締役の辻社長にお会いし、お話をうかがいました。

げんせん投信では、財務データとして確認できる「目に見える資産」だけではなく、企業の競争力の源泉である「組織資産」「人的資産」「顧客資産」といった「見えない資産」を重視して銘柄選択を行っています。「組織資産」とは、企業理念・文化・情熱などから生み出される組織全体としてのチカラですが、その核になるのは創業時の熱い想いです。辻社長に、創業の経緯についてうかがいました。

辻社長はソニーからマネックス証券へ出向し、その後起業されましたが、なぜ起業しようと思ったのですか?

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マネーフォワード 辻社長

辻社長「もともと、この国の金融サービスはもっとユーザーにとって使いやすくできるのではないか?という疑問を持っていました。金融機関の窓口は3時に閉まりますし、当時はネットバンキングも使いにくかったので。また、“お金”は人生にとって大事なものですが、お金が無いことで選択肢が狭まったり、人生の可能性が閉じられたりしている人が沢山いて、何かできることはないのか?と思っていました。
そんな中、ソニーからマネックス証券へ出向し、買収したFX(外国為替証拠金取引)を取り扱う子会社の立て直しに携わったことがありました。FX自体は、手数料も安く良いサービスだと思います。けれども、金融リテラシーの低さからか損する人も多くて、自分が提供しているサービスは本当に人を幸せにしているのか?という疑問を持つようになりました。また、ネット証券では、手数料が安くなり、世界中の商品に投資できるようになり、リアルタイムで情報も手に入るようになって、金融サービスとしてはとても便利になったけれども、当時は限られた一部のユーザーしか利用していませんでした。もっと幅広い人に、投資というよりその前段階の、お金の課題解決のスタートとなる家計管理の方法を伝えたい。そう思い、世の中にそのようなサービスが無いなら自分で作ろうと思いました。」

創業当初のメンバーは6人。高田馬場にあるマンションの一室だったオフィスの写真も見せていただきました。
マネーフォワードが掲げるミッションには、
『私たちは「お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができる」サービスを提供することにより、ユーザーの人生を飛躍的に豊かにすることで、より良い社会創りに貢献していきます。』
とあります。創業時の想いがしっかりと企業理念として根付いていることが分かりました。

続いて伊藤は、顧客資産について質問しました。

個人向けの自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」は、利用者が600万人に急拡大しています。

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左:運用担当・伊藤 右:辻社長

顧客資産のキーワードはニコニコだと思っています。顧客がどんどん拡大していますが、お客さまが本当に満足してニコニコしているか、知らず知らずのうちにニコニコしなくなっていないか、をどういう風に把握していますか?

辻社長「それは、僕の中での大きなテーマです。経営では定量データと定性データの両方が大切ですが、売上のような定量データの方が把握しやすいので、そちらを重視しがちです。でも、中長期の成長には、お客様の反応や生の声といった定性データをよく把握することが重要だと思っています。
お客様に会わないと絶対に分からないことがあるので、個人のお客様から直接意見を聞いたり、私自身が会計事務所のお客様を訪問したりしています。エンジニアもなるべくお客様に会うようにしています。お客様の期待値はどんどん上がっていくので、期待値を超え続けないとお客様の満足は続かない。お客様の期待値を満たしているか、そうでないのかは、直接会わないと分からないと思います。」

げんせん投信は、組織の一体感、顧客の支持といった定性データである「見えない資産」をスコア化して評価しますが、定性データを重視する伊藤の考え方が、偶然にも辻社長と一致していて、共感いただきました。

また、辻社長は、顧客だけでなく社内の組織運営においても、定性データをわかりやすく把握する仕組みを採用されていました。

辻社長「定期的に、職場環境や働きがいなどについて社員向けアンケートをとっていて、結果が悪かったワースト3を半年かけて解決するようにしています。しばらく前に、ワースト3のひとつに『社長の戦略が分からない』が挙がっていて、大きなショックを受けました(笑)。それからは、ビジョンを毎週のように伝えるようにしています。問題があっても、仕組みが無いと忙しいのでつい見過ごしてしまいがちです。問題を数値化してクリアにすることが重要です。」

企業訪問を終えた伊藤は、「辻社長は、成長し続ける会社の必須条件である従業員のモチベーションアップに細心の注意を払っていることがわかり、当社への投資の確信度が高まった」と述べていました。

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左:運用担当・伊藤 右:辻社長

※上記は、当社が調査対象とする企業の一つをご紹介するものです。特定の銘柄を推奨するものではなく、また当該銘柄の組入れを保証するものではありません。写真はマネーフォワードより許諾を得たうえで掲載しています。

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