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対照的な2つの学習塾を展開
教育関連サービスを提供するスプリックス

企業訪問
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マーケティング担当 磯井理紗

ファンドマネジャーやアナリストは、日々企業の経営陣を訪問して取材を重ねています。
今回は、ファンドマネジャーの伊藤がアナリストたちと「スプリックス」を取材した様子を、マーケティング担当の磯井がレポートします。

「スプリックス」

スプリックスは、学習塾「森塾」・「自立学習RED」の運営と、学習塾教材の開発・販売やダンススクールの経営等の教育関連サービスの提供を行う、総合教育企業です。

今回は、スプリックスが運営する「森塾 南浦和校」と「自立学習RED 浦和教室」にお邪魔し、実際の指導現場の様子を見させていただきました。

最初に、「森塾 南浦和校」をご案内いただきました。
まず、教室に入って最初に驚いたことは、オープンスペースで授業開始前に多くの先生と生徒が、和気あいあいと会話をしていたことです。個別指導塾としては珍しい雰囲気について、教室をご案内してくださった、堀部長にお話をお伺いしました。

堀部長「森塾は、『楽しく通える、成績が上がる』をテーマにしています。そのため、勉強が苦手な子でも、まずは勉強を好きになるような環境を作ることに力を入れています。そうした取り組みの一つとして、先生と生徒のコミュニケーションが挙げられます。授業前は、オープンスペースで先生と生徒が会話をし、チャイムが鳴ったらその流れで着席します。席についても、まずは雑談などでコミュニケーションを取ってから、授業に入ります。」

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「森塾 南浦和校」の指導スペースの様子

森塾は、「先生1人に生徒2人まで」という体制で個別指導を行っています。そのため、指導スペースは、生徒2人の間に先生が座るスタイルです。先生と生徒の距離を近くして、しっかりとコミュニケーションをとることで、分からないことも質問しやすい指導システムになっています。

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左:スプリックス・堀部長 右:アナリスト・佐藤

さらに、自社開発を行っているテキストにも沢山の工夫がちりばめられているそうです。授業を始める前のコミュニケーションの話題が用意されているほか、生徒が受動的な姿勢にならないよう、発言を促す内容となっており、生徒が発言をした際は、先生がしっかりと褒めるよう、先生への教育も徹底しているそうです。

また、蛍光灯は、一般的な昼白色と暖かみのある電球色の2種類を使ってアットホームな雰囲気を出すなど、親しみやすさを出すための工夫がいたるところに見られました。

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ファンドマネジャー・伊藤

一般的な塾でよく見られる、成績のランキング表や受験合格者などの張り紙が教室にないのはなぜですか?

堀部長「掲示物を沢山したところで、必ず成績が上がるとはいえません。森塾では、成績管理などはシステムで効率化し、掲示物の作成を不要とすることで、先生の負担を減らしています。その分、先生たちには、『しっかりと生徒とコミュニケーションをとってほしい』『楽しく働いてほしい』ということを常に伝えています。」

生徒とのコミュニケーションや授業以外の作業時間を削減し、先生のモチベーションを高めることで、働きやすい職場を作っていることがよく分かりました。

続いて、「自立学習RED 浦和教室」をご案内いただきました。
「自立学習RED」は、「効率的に勉強をして成績を上げる」ということを目的としており、AI技術を活用したタブレット端末を使用することで、生徒個々人にとって最適な学習プログラムを提供しています。

こちらでは、スプリックスの常石社長に教室をご案内していただきました。

教室内は森塾とは異なり、とても静かな様子です。
生徒たちは、自席でヘッドフォンを付け、タブレットを使いながら勉強を進めていました。 先生は生徒約20人に対して1~2人で、生徒たちは黙々と自身の勉強を進めています。決められた回答時間を過ぎた場合や、先生の呼び出しボタンを押した場合、タブレットの画面が赤くなるため、先生は後ろからタブレットの画面を見ながら生徒に声をかけ、問題を解決していきます。

常石社長「AI技術を活用し、生徒の学習スピードに応じた問題・解説を出すことで、効率的に成績を上げていく指導方法が、当塾の特徴です。こうしたAI技術の精度を高めるには、データ量が鍵となりますが、10年以上にわたる過去のデータや近年のフランチャイズ展開によるデータ収集などから、当社は莫大なデータを保有しています。他社が当社と同程度のデータ量を集めることは現状難しいのではと考えています。」

タブレットが教材であるとともに、学習速度や習熟度といったAI技術の精度を高めるためのデータを収集するツールとなっているんですね。

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右:スプリックス・常石社長 左:アナリスト・佐竹

タブレットを使うメリットは他にもあります。

常石社長「タブレットによるテキストは、紙テキストと比較して内容の刷新が容易です。紙資料を更新するとなると、内容の変更・印刷・納品・講師の教育等、時間がかかりますが、タブレットはシステム更新で対応ができるため、コストが低くて効率が良く、時流に合わせた授業展開が可能です。」

同じ時間の授業内で、学習速度や学年を合わせる必要がないこともメリットの一つだそうです。学年や学習内容によって授業を分ける必要がないので、少人数の先生でも対応ができます。このように、IT技術を活用して当塾を運営することで、授業料を下げつつも効率的に成績を上げる指導が行えます。

実際に、タブレットの操作方法についても見せていただきました。
生徒各自のIDを使用してログインすると、宿題の答え合わせからシステムがスタートし、全ての宿題の処理が終わると、今日の授業に入ります。同じ問題を解いていても、生徒によって解説が変わるというほど、生徒一人一人のレベルに合わせた指導が行われていることが分かりました。

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教材の説明を受ける様子

生徒の性格や学習速度に合わせ、異なるアプローチの方法で成績アップをめざす2つの学習塾を展開するスプリックス。指導の現場を見学させていただいたことで、IT技術を活用して効率的に教育サービスを提供する、スプリックスの強みを肌で感じることができました。

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左から、アナリスト・佐竹、常石社長、ファンドマネジャー・伊藤、アナリスト・佐藤

※上記は、当社が調査対象とする企業の一つをご紹介するものです。特定の銘柄を推奨するものではなく、また当該銘柄の組入れを保証するものではありません。写真はスプリックスより許諾を得たうえで掲載しています。

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