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リログループ

銘柄コード 8876 

業種 サービス業

リログループは1967年に設立された、企業の福利厚生を総合的にサポートする会社です。

設立当初は日本建装という社名でしたが、1984年、創業者の佐々田氏(現会長)が、多くの転勤者が留守宅の賃貸運営に困っていることに着目し、日本で初めてリロケーションサービス(転勤者の留守宅管理サービス)を事業化したことが実質的な当社の創業とされています(同年、「日本リロケーションセンター」に社名変更)。

佐々田氏は日本企業の縁の下の力持ちとなるべく、顧客企業の業務支援に徹することを自社の使命と定め、転勤者の留守宅管理だけではなく、社宅管理代行サービスや、福利厚生代行サービス、海外赴任サポートなど、総務系の煩雑な業務の代行事業を次々と立ち上げ、現在の主力事業へと成長させてきました。

私が初めて当社を取材したのは2004年頃でした。当時はまだ時価総額200億円ほどの新興企業でしたが、新宿の本社へ取材に行くと、社内は活気にあふれ、お会いしたどの社員の方々も「顧客企業が本業に注力できるように周辺業務を支援することで、この国の将来は明るくなる」ということを、自分の言葉で熱く語っていたことが印象的でした。

2010年に二代目社長として中村社長が就任すると、それまでに培ってきた当社の3つの見えない資産、組織資産(経営理念・ビジョン)、人的資産(組織資産に共感した従業員)、顧客資産(組織資産に共感したロイヤルカスタマー)の好循環が加速し、成長力はどんどん高まっていきました。

もともと中村社長は佐々田氏の熱い想いに共感して入社した新卒採用の第一期生とのことですが、決算説明会の場で全身から情熱がほとばしるようなプレゼンを聞いたときに、中村社長は当社の組織資産の生粋の継承者であると感じました。

私はその頃からIR担当者とは頻繁にミーティングをしており、事業環境などはアップデートしていたのですが、当社の本質をより深く理解するために中村社長との個別面談を依頼したところ快諾頂き、2016年9月にニッセイアセットマネジメントにご来社頂きました。

多くのアクティブファンドにとって社長との個別ミーティングは貴重な機会ですが、「見えない資産」の評価を重視している当ファンドにとっては、投資判断に直結する特に重要な機会となります。

その日のミーティングでは、様々な定性情報を得ることができました。特に、中村社長は当ファンドが重視している組織資産や人的資産のマネジメントに注力しており、そこに成長のドライバーがあることを確信しているという印象を持ちました。

中村社長は「私にとって最も重要な仕事の一つは、当社の企業理念や使命をすべてのステークホルダーにお伝えすることです」と仰っていました。そのため、朝礼や全体会合の場など、事あるごとに企業理念や使命を繰り返し語ることを信条とされているそうです。

一方で、「従業員がそれぞれに活躍できる舞台を用意してあげることがマネジメントの責務だと思っています。自らの挑戦や学習によって、お客様に喜んで頂くということを経験してもらうことが、何よりの成長につながります」と仰っていました。実際に、従業員の成長をマネジメントとしてサポートしていくための様々な施策を導入しており、緻密で合理的な社内制度をつくりあげていることがよく理解できました。

一般的に企業分析をする際、事業モデルや競争環境だけが注目されがちですが、中長期的に成長する企業を見極めるためには、企業理念が組織の根幹にあるかどうか、経営者が人の成長に注力しているかなどの、定性的な情報を調べる必要があると考えています。

リログループの事業モデルは大変優れたものですが、それぞれの事業に競合他社が存在しています。しかし上述のような佐々田氏や中村社長が築いてきた企業文化や、従業員が成長できる環境というものは、簡単に真似できるものではありません。

当ファンドはこのような「見えない資産」に企業価値評価の重点を置くことで、中長期的に成長し続ける企業を見つけようとしています。「見えない資産」が乏しくても一過性の利益をあげることはできますが、中長期的に成長し続けることは難しいと考えています。

私はこの日の中村社長との面談をうけて当社への確信度が高まり、その翌日に当ファンドのマザーファンドである「ニッセイ国内株式GENSENマザーファンド」にて、当社の保有ウエイトを引き上げました。

ロゴマーク

「リロの賃貸」店舗

※写真はリログループより許諾を得たうえで掲載しています。

株価・営業利益の推移

出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
データ期間 株価(折れ線グラフ):2012年3月末~2018年3月末(月次)
営業利益(棒グラフ):2012年度~2016年度(年次)

※上記は、2018年3月末時点の組入銘柄の一つをご紹介するものです。
特定の銘柄を推奨するものではなく、また今後の当該銘柄の組入れを保証するものではありません。

基準日:2018年3月末

ご投資にあたっての留意点

当資料は、ファンドに関連する情報および運用状況等についてお伝えすることを目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものです。金融商品取引法等に基づく開示資料ではありません。また、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

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