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基準価額 基準価額

2018年1月の
運用報告

げんせん投信の毎月の運用状況をお伝えします。 国内株式の動きやファンドの状況、今後の見通しや運用方針をわかりやすくご説明するとともに、 組入銘柄の注目ポイントなどもご紹介しています。

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国内株式の動き

TOPIXの推移

当月の国内株式市場は上昇しました。

世界景気や企業業績への拡大期待を背景に日経平均株価は連日高値を更新して始まりました。その後は、為替が円高方向に振れたことで外需銘柄中心に利益確定売りなどで一時下落しましたが、米株高や日銀の金融政策現状維持決定などを受けて23日には2万4,000円台を上回る動きとなりました。月末にかけては、円高進行や米長期金利上昇への警戒感が強まり、月末終値は23,098.29円(前月末比+333.35円)となりました。

TOPIXの月末終値は1,836.71ポイント(前月末比+19.15ポイント)、JPX日経インデックス400の月末終値は16,250.68ポイント(前月末比+176.58ポイント)となりました。

業種別では、不動産業、証券、商品先物取引業、その他製品、機械、その他金融業などが上昇しましたが、空運業、建設業、水産・農林業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業などが下落しました。

主な株式指標の騰落率は、日経平均株価が+1.5%、TOPIXが+1.1%、JPX日経インデックス400が+1.1%となりました。その他指数については、東証2部指数が+4.0%、日経ジャスダック平均が+7.3%、東証マザーズが+6.6%となりました。

ファンドの状況

当月末の基準価額は12,155円となり、前月末比+204円となりました。また、月間の基準価額騰落率は+1.71%となり、TOPIX(配当込み)(参考指数)騰落率(+1.06%)を上回りました。

組入銘柄では、アイスタイル(情報・通信業)、レオン自動機(機械)、エン・ジャパン(サービス業)などが堅調に推移する一方で、日本新薬(医薬品)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(情報・通信業)、TOTO(ガラス・土石製品)などが軟調に推移しました。

今後の見通しと運用方針

2月の国内株式市場は、横ばい圏で推移すると見ています。

日本株はここ数ヵ月の上昇によって、国内外の景気拡大に裏付けられた業績成長を相応に織り込んできました。第3四半期決算において発表される実績値は期待を大きく超えるほどの好調さは見られず、現状の株価の上値を切り上げるほどの力はないと見ています。

また年初より日米欧の中央銀行における金融政策のスタンス変更に関して注目が高まっており、リスク資産のボラティリティ(価格変動性)が上昇してきています。こうした先行きに対する不透明感もリスク資産への投資を手控えさせる環境を醸成していると考えます。

一方で、先進国では安定した経済成長が続いており、大きくセンチメント(市場心理)が悪化することは想定していません。日本株は全体としては横ばい圏での推移となり、来期以降の業績期待の大きい銘柄が強含むのではないかと見ています。

引き続き、株式市場の動向を取り巻く環境の変化はさまざまですが、当ファンドでは市場の方向性よりも個社ごとの競争力の源泉である「GENSENスコア」の評価に重点をおいて銘柄を組み入れています。「GENSENスコア」は組織資産、人的資産、顧客資産という3つの「見えない資産」と「社長」の評価で構成されたものであり、当社のリサーチチームとともにこれらの定性情報を点数化しています。

財務諸表や企業の成長ストーリーを正しく理解し、分析することはもちろん重要ですが、当ファンドではこの「GENSENスコア」を意思決定のプロセスに組み入れることで、将来予想の確信度を高めています。

げんせん投信組入
銘柄のご紹介

ゼンリン 証券コード:9474 業種:情報・通信

ゼンリンは地図情報を製作・販売する会社です。

当社の歴史は、1948年、創業者の大迫正富氏が大分県別府市で観光案内の小冊子『年刊別府』『観光別府』を発行する「善隣出版社」を興したことに始まります。当時、観光客から評価されたのは、名所旧跡の紹介記事よりも付録として折り込まれていた市街地図でした。そこで、屋号まで書いてある江戸時代の古地図をヒントに、詳細な住宅地図の製作に取り掛かります。これが好評を博し、現在の当社の礎となりました。

「善隣出版社」の社名は「善隣友好(隣人と仲良くすること)」という言葉に由来するそうです。そこには周囲の人々と友好な関係を築き、平和でなければ地図は製作できないという大迫氏の想いが込められています。また、創業時に社訓として定めた「友愛」「奉仕」「創造」という言葉も、すべての活動の核として現在まで受け継がれています。

私が初めて当社を訪問したのは、今から10年以上も前になります。当時の取材では、上述のようなしっかりとした組織資産(企業理念・文化)があるからこそ、日々の地道な作業の積み重ねである住宅地図づくりができるのだろうという印象を持ったことを憶えています。事実、当社は一日に1,000人規模の調査員を動員し、日本中を実際に歩きながら地図情報を更新し続けています。

一方で、投資家としての立場からは、ある種のもどかしさを抱いていました。私たちが日常生活のなかで目にする国内の正確な地図情報の基となるデータは、ほぼすべて当社が製作したものといっても過言ではありません。しかし、そのような付加価値の高い製品に対して、本来得られるべき対価を得られていないのではないかと感じていたためです。

その後も定期的に取材を行い当社の定点観測を続けていましたが、2013年頃に変化の兆しを感じ始めました。というのも、当社は競争力の要である地図のデータベースを、様々なユーザーや利用シーンに合わせたかたちで出力できるように改修し始めていたのです。会社側は、その大規模な先行投資のために向こう2-3年間はコストが先行し、利益成長は見込めないとも述べていました。

私としては、当社は安定性を重視した経営を行う会社であると認識していたので、大きな投資を断行する背景には重要なヒントが隠されていると考え、何度も取材を重ねました。そして、当社がIT社会に対応した地図情報を販売することに大きなビジネスチャンスを見出していることが理解できました。また、高山社長のリーダーシップによって組織全体の力が底上げされてきており、変化に対応する体制が整ってきているとの考えに至りました。

げんせん投信では「見えない資産」の評価に加えて、将来の収益性改善の見通しも重視しています。当社はもともと強い組織資産を有していると考えていたため「見えない資産」の評価は高い方でしたが、後者の収益性の改善に関しては確信度が高まらない状態でした。

しかし、この頃の取材から「見えない資産」の一つである社長の評価を引き上げるとともに、大規模な先行投資が回収期に入った時の収益性改善の可能性を感じ始めました。その後も取材の頻度を上げて対話を繰り返すなかで確信度を高めていき、「ニッセイ国内株式GENSENマザーファンド」の運用開始当初(2014年10月)から組入れを行っています。

上述の先行投資は、今期より新基幹システムとして稼働しており、新しいビジネスが立ち上がってきていることも確認できます。テクノロジーが急速に進化する今の時代にあって、地図というアナログな情報をデジタルに変換している当社の役割はますます高まっていると考えています。

ロゴマーク

レーザー計測車両による走行計測

※写真はゼンリンより許諾を得たうえで掲載しています。

株価・営業利益の推移

出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
データ期間 株価(折れ線グラフ):2012年3月末~2018年1月末(月次)
営業利益(棒グラフ):2012年度~2016年度(年次)

※上記は、2018年1月末時点の組入銘柄の一つをご紹介するものです。
特定の銘柄を推奨するものではなく、また今後の当該銘柄の組入れを保証するものではありません。

基準日:2018年1月末

ご投資にあたっての留意点

当資料は、ファンドに関連する情報および運用状況等についてお伝えすることを目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものです。金融商品取引法等に基づく開示資料ではありません。また、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

【投資信託に関する留意点】

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドには為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • ご購入の際には必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

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