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基準価額 基準価額

2018年7月の
運用報告

げんせん投信の毎月の運用状況をお伝えします。 国内株式の動きやファンドの状況、今後の見通しや運用方針をわかりやすくご説明するとともに、 組入銘柄の注目ポイントなどもご紹介しています。

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国内株式の動き

TOPIXの推移

当月の国内株式市場は上昇しました。

月初は、米中の貿易摩擦激化を背景とした中国景気の先行き不透明感から下落して始まりました。その後は米利上げ加速観測の後退や円安進行に加えて、米株やアジア株が堅調に推移したことで株価は上昇に転じました。月末にかけては、日銀の金融緩和修正観測や、米トランプ大統領が中国からの全輸入品に関税を課す考えを表明したことで保護主義政策への警戒が再燃し、株価は2万2,000円台半ばで小動きに終始しました。結局、日経平均株価の月末終値は 22,553.72円(前月末比+249.21円)となりました。

東証株価指数(TOPIX)の月末終値は1,753.29ポイント(前月末比+22.40ポイント)、JPX日経インデックス400の月末終値は15,499.78ポイント(前月末比+187.38ポイント)となりました。

業種別では、石油・石炭製品、鉱業、銀行業、鉄鋼、情報・通信業などが上昇しましたが、小売業、食料品、水産・農林業、繊維製品、サービス業などが下落しました。

主な株式指標の騰落率は、日経平均株価が+1.1%、TOPIXが+1.3%、JPX日経インデックス400が+1.2%となりました。その他指数については、東証2部指数が+0.2%、日経ジャスダック平均が-1.0%、東証マザーズが-4.7%となりました。

ファンドの状況

当月末の基準価額は12,087円となり、前月末比+43円となりました。また、月間の基準価額騰落率は+0.36%となり、TOPIX(配当込み)(参考指数)騰落率(+1.30%)を下回りました。

組入銘柄では、アイスタイル、ゼンリン(いずれも情報・通信業)、シュッピン(小売業)などが堅調に推移する一方で、日本新薬(医薬品)、マネーフォワード(情報・通信業)、良品計画(小売業)などが軟調に推移しました。

今後の見通しと運用方針

8月の国内株式市場は、横ばいで推移するとみています。

足元の環境は、先進国において堅調な経済成長が続いており、リスク資産へ資金が流入しやすい状況が続くと考えます。一方で、米中間の貿易政策における駆け引きなどが続いており、わずかな情報発信にも市場関係者が敏感に反応することにより、リスク資産の価格変動が大きくなることも想定されます。

また、日本企業の第1四半期決算は人件費等のコスト上昇が目立つ決算が多く力強さに欠けており、上値を追いにくい状況と考えます。

結果として8月の国内株式市場は、全体としては横ばいで推移するとみています。

引き続き、株式市場の動向を取り巻く環境の変化はさまざまですが、当ファンドでは市場の方向性よりも個社ごとの競争力の源泉である「GENSENスコア」の評価に重点をおいて銘柄を組み入れています。「GENSENスコア」は組織資産、人的資産、顧客資産という3つの「見えない資産」と「社長」の評価で構成されたものであり、当社のリサーチチームとともにこれらの定性情報を点数化しています。

財務諸表や企業の成長ストーリーを正しく理解し、分析することはもちろん重要ですが、当ファンドではこの「GENSENスコア」を意思決定のプロセスに組み入れることで、将来予想の確信度を高めています。

げんせん投信組入
銘柄のご紹介

エフピコ 証券コード:7947 業種:化学

スーパーマーケットや食料品店などで使用される食品トレーの専業メーカーとして1962年に創業されたエフピコは、現在、同分野で国内トップシェアを有する会社です。

私がはじめて当社を取材したのは10年以上も前のことですが、創業者の故・小松安弘氏の事業に対する情熱に圧倒されたことをよく憶えています。小松氏は広島県福山市で当社を創業して以来、徹底した顧客第一主義と製品開発力を特徴とする当社をけん引してきました。

私たちがスーパーマーケットなどで購入する食料品には、多岐にわたる用途やデザインの食品トレーが使用されています。もっともよく見るのはPSPと呼ばれるポリスチレン製の白いトレーで、魚や肉などに使用されています。

一方で、お弁当やお総菜のような加工食品向けでは、カラフルで見栄えのよい食品トレーや、そのままレンジで温められるものなどが増えてきています。これらは用途にあった素材と高度なフィルム加工・成形技術によって製造されており、当社が強みを有する領域です。

先月、私は茨城県結城郡にある関東八千代工場と、昨年末に稼働を開始した関東エコペット工場を見学させて頂きました。関東八千代工場では、当社のフィルム製造のキモである二軸延伸の工程や、商品を素早くピッキングして配送する物流システムなどを見せて頂きました。

関東エコペット工場では、当社のもう一つの特徴であるリサイクル事業の工程を見学させて頂きました。当社は1980年にはトレーの回収を開始し、1992年には回収したポリスチレン製の食品トレーをリサイクルし、「エコトレー」として再販する事業を開始しています。

今回見学した関東エコペット工場は、技術的に難しい、ペットボトルの食品トレーへのリサイクルを行っている工場です。現在、国内では年間65万トンものペットボトルがゴミとして回収されているそうですが、当社はこのうち他の工場も含めて年間5万トンを原料として購入し、食品トレー「エコAPET」等として再生しています。

工場ではペットボトルのラベルを剥がし、粉砕、洗浄したものを樹脂に戻し、シートに加工して食品トレーにするまでの全工程が、ほぼ自動化されたラインで行われていました。この新しい関東エコペット工場の総投資額は155億円に及んでおり、当社のリサイクル事業の本気度が伝わってきます。

今ではスーパーマーケットなどで当たり前に見られる食品トレーやペットボトルの回収ボックスですが、これらは当社が30年以上も前から地道にリサイクルの重要性を啓蒙し続けた結果、定着したものです。当社へ取材をしていると「製造者責任」という言葉がよくでてきますが、その言葉には大変な重みがあると感じました。

個食化や高齢化などを背景に中食市場は成長し続けており、食品トレーの市場規模も安定的な拡大を続けています。業界のリーディングカンパニーとして、環境や社会に配慮した製品サイクルの構築をめざす当社の取り組みは、今後とも評価され続けるであろうと考えています。

当社製の食品トレーには外側の底の部分に「エフピコ」という刻印があります。機会がありましたら、ぜひご覧になってみて下さい。

製品例:エコトレー

関東エコペット工場

※写真はエフピコより許諾を得たうえで掲載しています。

株価・営業利益の推移

出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
データ期間 株価(折れ線グラフ):2013年3月末~2018年7月末(月次)
営業利益(棒グラフ):2013年度~2017年度(年次)

※上記は、2018年7月末時点の組入銘柄の一つをご紹介するものです。特定の銘柄を推奨するものではなく、また今後の当該銘柄の組入れを保証するものではありません。

基準日:2018年7月末

ご投資にあたっての留意点

当資料は、ファンドに関連する情報および運用状況等についてお伝えすることを目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものです。金融商品取引法等に基づく開示資料ではありません。また、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

【投資信託に関する留意点】

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドには為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • ご購入の際には必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

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