こだわりインタビュー『運用担当者の想い』『商品開発者の想い』

げんせん投信は「お客さまの資産運用をお手伝いしたい」という
私たちニッセイアセットの想いから生まれたファンドです。
お客さまの資産運用をお手伝いさせていただきながら、
輝く未来に向けて一緒に歩んでいきたいと思っています。

運用担当の伊藤がげんせん投信に込められた想いをお伝えします。 商品開発の白澤がげんせん投信にまつわる質問にお答えします。 運用担当の伊藤がげんせん投信に込められた想いをお伝えします。 商品開発の白澤がげんせん投信にまつわる質問にお答えします。
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「げんせん」に込められた
ふたつの意味

源泉 げんせん 厳選

「げんせん投信」の「げんせん」という言葉には、ふたつの意味が込められています。
私たちは、この「げんせん」という言葉に強いこだわりを持っています。

  • [げんせん]

    ひとつめの「げんせん」は「厳選」です。

    収益力向上により株価上昇が期待される銘柄に「厳選(げんせん)」して投資をする、という意味です。

    企業の収益力を見る際に、私たちが重視しているのは、CFROI(CashFlow Return On Investment)と呼ばれる指標です。少し専門的な話となりますが、CFROIというのは、キャッシュフロー投下資本利益率のことで、投下された資本がどれだけのキャッシュフローを生み出したかを示すものです。ROE(自己資本利益率)が会計上の利益を基準にしているのに対して、CFROIはキャッシュフローを基準にしています。私たちの過去の経験から、CFROIの改善の幅が大きい企業の株価は、そうでない企業に比べて高いパフォーマンスを示す傾向があることがわかっています。そのため、「げんせん投信」では、CFROIの大幅な改善が予想される銘柄に厳選して投資しています。

  • [げんせん]

    もうひとつの「げんせん」とは、

    企業の競争力の「源泉(げんせん)」という意味です。

    企業の競争力を見極めるために重要なのは、財務データとして確認できる情報、つまり「見える資産」だけでなく、むしろ通常はあまり表に出てこない「見えない資産」に注目することです。この部分をどう評価するかで株式投資の巧拙が決まってくると考えています。

    企業が保有する物的資産や金融資産は、誰の眼にもはっきりわかる「見える資産」です。すべての投資家に同じものが見えているので、これらを一生懸命分析してみても情報の付加価値はそれほど大きくありません。株式投資で成功するために重要なのは、表面には見えてこない部分、企業の「見えない資産」を見ようとする努力です。

    原因と結果の関係でいえば、物的資産や金融資産は、企業の競争力の結果もたらされたものといえるでしょう。投資家が見るべきなのは、結果ではなく原因、つまり企業の競争力がどういう要素から生み出されているかという競争力の源泉です。将来の成長シナリオが実現するかどうかは、その企業が持つ企業文化や人的資産(従業員の意識・志気など)の質の高さが決め手になります。それに加えて、顧客からの支持や経営陣の人物像ももちろん大きく影響してきます。これらはすべて「見えない資産」です。業績予想の精度を高めるには、これらの「見えない資産」を適切に評価することがポイントとなってきます。

「げんせん投信」の運用を支える

こうした運用を実践していくときに重要な役割を果たすのが、企業調査を担当するアナリストチームです。ニッセイアセットの質・量ともに充実したアナリストチームなしには、「げんせん投信」の運用は実現不可能なのです。

例えばCFROIの分析ではキャッシュフローをどれだけ先まで的確に見通すことができるのかがカギとなりますが、私たちは将来5期(5年)という長期にわたる業績予想を行っています。これだけ長い期間の業績予想を行っている例は機関投資家であっても多くはないと思います。私たちは、長期予想を活用することで、高いパフォーマンスが続くと期待される銘柄を厳選しているのです。

さらに、「見えない資産」の評価の場面でこそ、アナリストチームが強みを発揮します。アナリストは、日々企業の経営陣にアクセスし、中長期の経営ビジョンについて取材を重ねています。こうした取材を基に、持続的に成長する企業に共通する組織や経営トップの特徴について日夜ディスカッションし、そのエッセンスを突き詰めていく営みこそが、「見えない資産」を見るということに他なりません。私たちの毎日の議論はとても刺激的です。

みんなで意見を戦わせながら、企業の本質に迫っていくことができたとき、私は運用担当者として幸せを感じます。その企業のワクワクするような未来の姿が見えてくるからです。

が、楽しくなってきた

私たちは地道な調査・分析を通じて、ワクワクさせてくれるような企業を発見し続けたいと思っています。そのような企業がたくさんある未来は、明るく楽しい世界であるはずです。

みなさんの明るい未来に「げんせん投信」が少しでもお役に立てるよう、私たちは、今も、そして将来も、企業の「見えない資産」に迫り続けます。